映画『461個のおべんとう』
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“ありがとう”溢れる舞台挨拶 イベントレポート

この度、“ありがとう”溢れる舞台挨拶を実施!井ノ原快彦と道枝駿佑が登壇し、制作から公開まで本作を応援してくださった全ての方々に「ありがとう」を伝える、感謝のイベントとなりました。

「本日はありがとうございます(井ノ原)」「楽しんでいただければと思います(道枝)」という挨拶のあと、司会より「制作決定から本日まで長い道のりだったと思います。率直な今の心境は?」と聞かれると、井ノ原が「雑誌とかいろんな取材を一緒に受けたり、テレビに出演したり、映画の(制作)チームのほかにも、宣伝チームとか、みんな一丸となってやってきたという感じがしますね。ありがとうございます。感謝しています」と関係者をねぎらった。そして「関係性も近くなったよね」というと、道枝が「そうだよね!」と返答。タメ口で気軽に答えた道枝に対して、すぐさま反応した井ノ原が笑いながら、公開記念舞台挨拶で道枝から手紙をもらい、その中にタメ口を卒業します、と書いてあったことを説明し「つい、この前もらったメールが敬語だったんですよ!寂しかったなあ。だから今日それに抗議したんですよね。2人の時はタメ口でいこうよ!」と道枝に引き続きタメ口協定を結ぶことを提案し、道枝は「そうだね!」と明るく答えた。

また、井ノ原が撮影とプロモーションを含めて一年前から道枝と共に活動していたことを振り返り「大きくなったよね。180センチ弱?一年ってそう言う年月なんだなぁ」としみじみ息子・虹輝を演じた道枝の成長を、父親の表情で優しく語った。また、コロナ禍で大変な状況になっていることにも触れつつ、「本作は、今では撮影が難しいシーンもたくさんあって、エキストラが200人くらい参加するライブシーンとかも、新鮮な気持ちで見てもらいたいですね」と話した。

映画の一連の動きの中で「一番楽しかったこと、もしくは学べたことはありますか?」という質問に、道枝は「全部楽しかった!バラエティ番組にも出させてもらって、 TOKIOさんとパパのからみや、昔のジャニーズの話とか、視聴者の目線で楽しかったですね」と振り返る。トークが苦手で、コメントした後に井ノ原が拾ってまとめてくれることに感謝の意を示すと、即座に井ノ原が「まず、(話を)みっちーに振るんですよ。そして、その間に(返答を)考えますね」と本音を明かすと、道枝は「そう!だから僕に振っているときは(返答)が思いついていないってことが分かってきました」と会場の笑いを誘った。

映画の内容にちなみ「虹輝は一樹からの『大丈夫、全部うまくいく』という言葉に勇気づけられましたが、お二人が今までで力をもらった言葉・勇気づけられた言葉はありますか?」という質問に、道枝は「それこそ、パパの言葉に(勇気を)もらいました。バラエティ番組の収録が終わった後、(うまく話ができなくて)落ち込んでいたら、パパから連絡が来て『お前のいいところは、変に爪痕を残そうとしないところ。自然体でそのままでいいんだよ』といってもらいました」と真面目に答えると、井ノ原は「大丈夫!テレビというのは“編集”と言うものがある!」と笑いを取りつつも、「だいたい『ですよね〜』って言っておけば大抵のことは丸く収まるから。友達だったら『固いこと言うなよ』と言えばいい。親には、『お前のことなんか、みんなそんなに考えてないよ。みんな自分のことで精一杯だから大丈夫』って励まされましたね」と笑顔で持論を語った。

「最近“ありがとう”と口に出して伝えたのはどんな時ですか?」との問いに、井ノ原は「子供の頃から“ありがとう”って言いなさいって教えられていた。感染対策をして、劇場に観にきてくれて、本当に(お客さんに)ありがとう。って思うよね」と目の前の観客、そして公開してから本作を観てくれたたくさんのお客さんに対して、改めて感謝の意を述べた。

「一樹は息子との約束で毎日のお弁当作りを始めますが、これからご自身が何かチャレンジしたいことはありますか?」と質問されると即座に「みっちーはどうなの?」と話を振る井ノ原。「料理をやっておきたいなぁ」と答える道枝に「卵焼きを作ってみてよ。え?この映画に出演して一回も作ろうと思わなかったの?」と井ノ原が驚きつつも「僕が映画で使っているのは銅の卵焼き専用のフライパンだけど、テフロン加工のフライパンだったらうまくできると思うよ」とアドバイス。素直に「(卵焼きが)気になってきた」と答える道枝に「そこまで言わないと気にならない?(笑)」と、思わずツッコミを入れていた。井ノ原は「僕は卵焼きを極めたい。細かいことなんだけど、火加減が難しい。いつかまた(道枝に)食べさせてあげたいと思います」と引き続き、卵焼き作りを極めることを決意した。

そして、親子での最後のイベントとなる今日、井ノ原から道枝へ激励のメッセージを依頼されると「僕は、先輩として言えることはあんまりないけど」という前置きの後、「僕も彼もジャニーズで歌ったり踊ったりしていて、僕は(デビュー)25周年、彼はまだデビューをしていないんですけど、一番大事にしなければいけないのは、ファンと仲間だと思うんですよね。仲間を大事にして、今のまま謙虚に頑張ってほしいと思います。自分がやりたいこと、楽しいことをやればいい。まずは、卵焼きを作ってください(笑)」と先輩からエールを送った。

最後の一言を求められた道枝は「この状況の中、皆さんに会えるのはありがたいことです。当たり前のことが当たり前じゃないということを、再確認できる映画だと思います。それはコロナ禍の中でも共通する部分だと思いました。心温まる映画なので、いろんな方に共有していただきたいです。そして、最後まで作品を愛してくれたらと思います」と想いを語った。

そして、井ノ原は締めの言葉として、「この映画は、お弁当と親子の話だけじゃなく、ライブシーンがあったり、学園生活での青春があったりと、いろんな要素があるんですね。原作者の渡辺俊美さんのふるさと、福島のことも。だから、食事を大事に、食事を無駄にしてはいけないということも描いていて、考えなければいけないことも詰まってる作品です。そして、お腹空いたね、何か食べたいね、という気持ちになってもらえる、そんな映画になっていますので、ぜひ楽しんでいただければと思います」と、最後の舞台挨拶を締めくくった。

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