映画『461個のおべんとう』

映画『461個のおべんとう』

CAST

鈴本 一樹

YOSHIHIKO INOHARA井ノ原 快彦

人気バンド「Ten 4 The Suns」のギター・ヴォーカル担当。自由奔放で楽観的。自分も楽しみながら周りも楽しませ、幸せにしようとする人柄。妻・周子との離婚を機に息子と二人暮らしを始める。

COMMENT

色々な要素があって、不思議な作品です。原作に感動し、2つ返事で引き受けさせていただきました。息子役の道枝駿佑とは、毎日お昼ご飯を2人で食べていました。短い時間でしたが、親子に近づけたと思います。撮影は監督をはじめ、スタッフがひとつの家族のようになれた時間でした。個人的にバンドのシーンは重要だと思っていたので、お客さんも一体になって盛り上がったLiveシーンは最高の時間でした。
世界中が今大変な時期ですが、当たり前の幸せ、当たり前の生活がいかに価値があるか、改めて考えるきっかけになったら嬉しいです。最後は「やっぱ、日本人はおべんとうだよな!」という気持ちになると思います。今晩、何食べようかな?と考えながら観て下さい。

PROFILE

1976年5月17日生まれ、東京都出身。1995年に「V6」としてCDデビュー。以降、グループでの活動のみならず、ドラマ、映画、舞台で俳優として、TVではMCとしても活躍の幅を広げ、老若男女問わず愛されている。主なドラマ出演作は、カンテレ開局60周年特別ドラマ「僕が笑うと」(19/CX)や、前シリーズを含めると15年にわたって出演している「特捜9」シリーズ(18-20/EX)など。主な映画出演作は、『天国は待ってくれる』(07)、『FLOWERS』(10)。昨年話題となった劇場版アニメーション『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』ではナレーションを務めた。

鈴本 虹輝

SHUNSUKE MICHIEDA道枝 駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)

高校に一年遅れで入学したこともあって、クラスメートから距離を置かれている。落ち着いていて周囲にも気を遣える心優しい性格だが、父親に劣等感を感じており自分に自信が持てないでいる。

COMMENT

台本を読んでの感想ですが、思春期の男の子とお父さんとの葛藤、友情が描かれていて面白いなと思いました。
井ノ原さんとは親子の役だったのでお互い敬語を使わずに話そうよ、と言ってくださったり、動きやセリフも一緒に練習してくださり優しく接していただきました。スタッフさんや共演者のみなさんも気さくに話してくださり、とても明るい現場でした。 そして、完成した映画を試写で見させていただきました。「461個のおべんとう」と聞くと最初はどのような話なのだろうと思うかもしれませんが、映画を観たら虹輝もお父さんもそれぞれの葛藤があり、日常生活で親子のお弁当によって絆が深まっていく温かいお話です。
僕も親にご飯を作ってもらいますが、当たり前じゃないんだと映画を見て改めて感じました! ぜひ、多くの方に観ていただきたいです。

PROFILE

2002年7月25日生まれ、大阪府出身。関西ジャニーズ Jr.内ユニット「なにわ男子」に所属。1 月に初の全国ツアー「なにわ男子 First Live Tour 2019~なにわと一緒に#アオハルしよ?~」を完遂。アーティスト面だけでなく、今春にOAされた『ソフトバンク「青春放題」シリーズ』に出演し、2020年早春テレビCM急上昇タレントランキング男性部門1位を獲得。俳優としての注目が高まるなか「BG~身辺警護人~」(20/EX)に出演し、さらに主演を務める「メンズ校」(20/TX)が放送を控えている。ほわんとした柔らかさとピュアなマジメさが愛らしく、ベビーフェイスと長身のギャップが武器。180cm近い身長でTGCのランウェイなどでも活躍。


NANA MORI森 七菜

仁科 ヒロミ

虹輝がお弁当を通じて出会ったクラスメート。
気心の知れた友人として過ごしつつも密かに、虹輝に想いを寄せている。

COMMENT

知らぬうちに親から受け取っていたたくさんの愛の温もりと、それをどう扱えていたのかを台本を初めて読んだ時から考えさせられ、完成した映画で虹輝と一緒に自分の心も前進してゆく。 また一つ大切なことを映画に教えてもらいました。 虹輝、章雄との3人での 撮影は毎日とっても楽しく、みんなでたくさん面白いことを起こして、それらを兼重監督が映像の中にめいっぱい収めてくれました。 お弁当が繋いでくれた3人の絆を見ていただける日が楽しみです。

PROFILE

2001年8月31日生まれ、大分県出身。行定勲監督のWebCMで芸能活動を開始。昨年はドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(NTV)を皮切りに、映画『天気の子』(7月/声の出演)、『最初の晩餐』(11月)、『地獄少女』(11月)など映画4作品に出演する活躍。2020年は、映画『ラストレター』(1月)と『青くて痛くて脆い』(8月公開予定)、NHK連続テレビ小説「エール」(放送中)に出演。W主演を務める映画『ライアー×ライアー』が2021年公開予定。

JIEI WAKABAYASHI若林 時英

田辺 章雄

虹輝がお弁当を通じて初めて仲良くなった友人。
持ち前の明るさに加え、虹輝の恋を応援する優しさを持つ。

COMMENT

お弁当の話でここまで深く感動するんだと台本を読んで衝撃を受けました。撮影初日に、どのような芝居でアプローチするか迷っていたところ、兼重監督から「最高の瞬間を撮るから気楽にやろうか」と声を掛けて頂き、気負いなく芝居に集中できたことを覚えています。撮影きっかけで道枝君とも話すようになった印象的な初日でした。 素直に家族や友人に感謝の言葉を伝えたくなる、“大切な人”に気付かせてくれる素敵な映画です。楽しみにしていてください。

PROFILE

1999年10月25日生まれ、神奈川県出身。昨年はドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」(NTV)や映画『ひとよ』など話題作に出演。近年の主な映画出演作は、『覚悟はいいかそこの女子』(18)、『町田くんの世界』(19)、『劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzer』(19)などがある。また、2020年は、舞台「冬の時代」 (3月)や映画『砕け散るところを見せてあげる』(20年公開予定)など幅広く活躍。

HARUKA KUDO工藤 遥

柏木 礼奈

虹輝が通う高校のマドンナ。
学年が一学年上で、中学校の元同級生。再会をした虹輝が、恋心を抱く。

COMMENT

台本を読んで真っ先に、登場人物は誰かを想う良い人ばかりの温かいお話だと思いました。撮影中は、兼重監督の鼻歌に対するツッコミと笑い声が飛び交う、とっても明るく楽しい現場でした! 461個という想像を超える数のお弁当一つ一つにエピソードと思い出が詰まっていて、私も母の顔と作ってもらったお弁当を思い出しました。 ぶつかっても、遠く離れても、繋げてくれる、そんな温かい親子の物語を見て、家族に会いたくなる作品です。

PROFILE

1999年10月27日生まれ、埼玉県出身。「モーニング娘。」で、2011年から6年間中心メンバーとして活動。グループ卒業後は、女優として活躍。主な映画出演作は『ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー』(19)、『劇場版 騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』(20年2月)があり、『のぼる小寺さん』(20年7月公開)で映画初主演を務める。


JUNKO ABE阿部 純子

矢島 真香

一樹が所属するバンド「Ten 4 The Suns」が音楽制作を行うスタジオのレコーディングエンジニア。お弁当を通じて、一樹と心の距離を縮める。

COMMENT

心に思うことを、お弁当にして届ける。 はじめて台本を読んだとき、ほっこり、気持ちが軽くなりました。 撮影中、フードスタイリストの方が何度も何度も卵焼きを作って下さったことがありました。OKが出た後、井ノ原さんやスタッフの皆さんと食べた、その味が忘れられません。 親にお弁当を作ってもらっていた時間は、人生においてはたった数年のことだけれど、その時間の愛おしさを思い出し、「ありがとう」と伝えたくなりました。

PROFILE

1993年5月7日生まれ、大阪府出身。映画『リアル鬼ごっこ2』(10)でヒロインに抜擢され、女優デビュー。主演映画『二つ目の窓』(14)で、サハリン国際映画祭主演女優賞を受賞した実力派女優。近年の主な映画出演作品は、『孤狼の血』(18)、『サムライマラソン』(19)、『ソローキンの見た桜』(19)。公開予定作品として『Daughters』、『燃えよ剣』 などがある。

TORU NOMAGUCHI野間口 徹

徳永 保

一樹が所属するバンド「Ten 4 The Suns」のマネージャー。長年に亘りバンド活動を陰から支え続けている。

COMMENT

最初に台本を読んだ時の感想は「男の意地を通したなぁ」でした。 優しく頑固。それをさらりと体現されている井ノ原さんと、何年も一緒に過ごしたかのような距離感で相対するKREVAさん、やついさん。3人が自然体で佇んでいるので、僕も出来る限り肩の力を抜いて、そこに居なければ!と気を付けていました。 そこに横たわる空気を感じて頂ければ、と思います。

PROFILE

1973年10月11日生まれ、福岡県出身。コントユニット「親族代表」のメンバー。 TVドラマや映画に多数出演。NHK連続テレビ小説「エール」にレギュラー出演中。近年の主な映画出演作品は、『探偵はBARにいる3』(17)、『北の桜守』(18)、『響-HIBIKI-』(18)、『愛唄 - 約束のナクヒト-』(19)、『AI 崩壊』(20 年 1 月)などがあり、『きみの瞳が問いかけている』(20 年10月公開予定)の公開が控える。

 KREVA

古市 栄太

一樹が所属するバンド「Ten 4 The Suns」のMC担当。一樹が公私ともに信頼を置く存在。

COMMENT

台本を読んで感じた温かさが、そのまま撮影中にも溢れているような、素敵な現場でした。特にバンドメンバーのイノッチ、やっつんとは待ち時間もず~っとお話しさせてもらったり、ライブシーンの撮影では合間もほぼトークショー状態だったりと、楽しい思い出しかありません。映画を観終わった後は、本当に気持ち良くお腹が空きました!参加させていただけたことに感謝します。

PROFILE

1976年6月18日生まれ、東京都出身。2004年に「音色」でソロメジャーデビュー。アルバム「愛・自分博」はオリコンアルバム週間ランキング初登場1位を獲得。様々なアーティストへの楽曲提供やプロデュースも手がける。さらに、2005 年公開の『ローレライ』で映画初出演以降、『進撃の巨人』(15)や『シン・ゴジラ』(16)など俳優としても活躍。『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』(08)では、演技に加えて主題歌でも参加。

ICHIRO YATSUIやつい いちろう

河上 利也

一樹が所属するバンド「Ten 4 The Suns」のDJ担当。楽曲のミックス作業もこなす、明るいムードメーカー。

COMMENT

今回呼んでもらえて、ソウルセットファンなので嬉しかったです。バンドメンバーが井ノ原さんとKREVAさんで、ソウルセットの川辺さんには悪いなーと思いました。二人とも気さくで、KREVAさんオススメのテキーラを井ノ原さんも僕も買って、お互い家で飲みながらLINEしたりね。カットかかるまではずっとアドリブで喋ってて、あまりの自然さにそのまま使われてたり。香水プンプンとかじゃない、自然に良い匂いがしてる映画だと思います。

PROFILE

1997年にエレキコミックを結成。敬愛する曽我部恵一氏の勧めでDJ活動をはじめ、現在までに9枚のCDをリリース。またお笑い・ミュージシャン・アイドル・文化人といったジャンルレスの「YATSUI FESTIVAL!」のオーガナイザーをつとめる。2014年のTBS「リアル脱出ゲームTV」から、俳優としてのキャリアをスタートさせ、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(17)などに出演。


KURARA EMI映美 くらら

浅井 周子

一樹の元妻で虹輝の母親。
「自分のやりたい事」であるカフェ経営をしながら虹輝を優しく支える、自立した女性。

COMMENT

撮り終えたシーンをいつも愛おしそうにモニターで見ている兼重監督の姿がとても印象に残っています。私達にもそれを宝物のように見せてくれました。そのおかげで余計な気負いもなくなって、穏やかな気持ちで現場にいる事ができました。あとなんといっても美味しそうな愛情弁当の数々!映画を観て懐かしくなったり、今になって気づくことがあったり…私も作りますけど、お弁当の交流って中身以上のものが沢山詰まっているのかもしれませんね。

PROFILE

6月15日生まれ、熊本県出身。1999年に宝塚歌劇団に入団。月組のトップ娘役を務め、退団後はドラマを中心に活躍。近年の主な出演作品は、映画『HOME 愛しの座敷わらし』(12)、NHK 連続テレビ小説「純と愛」(13)、ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」シリーズ(16・ 18/TBS)、「過保護のカホコ 2018ラブ&ドリーム」(18/NTV)、「トップナイフ ―天才看護師の条件―」(20 年 3 月/Hulu)などがある。

MAKI SAKAI坂井 真紀

遠藤 咲江

福島県の実家近くに住む一樹の姉。
独り身の母親を気にかけながら、東京で活躍する一樹を応援する。

COMMENT

兼重監督が人間を見つめる優しい眼差しは、監督の作品の大きな魅力だと思っています。 倍賞さんが「お昼を一緒に食べよう」と井ノ原くんと私に声を かけてくださり、そこには井ノ原くんが練習のために作った卵焼きがあり、一日の撮影でしたがとても濃密で、そこに一つの家族が生まれ、とても幸せな時間で した。世の中には様々な家族の形がありますが、家族っていいな、何よりも大切にすべきもの、と改めて思う作品だと思います。

PROFILE

1970年5月17日生まれ、東京都出身。映画をはじめ、ドラマや舞台などで幅広く活躍。近年は、『惡の華』(19)、『駅までの道をおしえて』(19)、『108~海馬五郎の復讐と冒険~』(19)、『ブラック校則』(19)、『架空OL日記』(20)など数多くの映画に出演する。公開待機作品は『宇宙でいちばんあかるい屋根』(20年9月公開)、『滑走路』(20年秋公開予定)、『燃えよ剣』(近日公開予定)、『はるヲうるひと』(公開日未定)などがある。

CHIEKO BAISHO倍賞 千恵子

鈴本 奈津子

一樹の母親。
幼少期から“食事を摂ること”の大切さを伝え、一樹の人格形成に最も大きな影響を与えた。

COMMENT

撮影中の段階から、きっと素敵な映画になると思いました。「子どもに対しての愛情」とか「親子関係」とか「家族」とか、大きな意味で考えさせられるところに惹かれました。 井ノ原さんと坂井さんとは初共演でしたが、ずっと一緒にいたような感覚で、とても楽しく過ごし、「食べること」それから「家族」の大切さに、まっすぐ向き合いました。是非劇場に足を運んで、観ていただけたらなって思います。

PROFILE

1941年6月29日生まれ、東京都出身。映画『斑女』(61)で銀幕デビュー。昨年末に公開した映画『男はつらいよ お帰り寅さん』を含む、『男はつらいよ』シリーズ全作品に出演し、1970年には文化庁芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。これまでに紫綬褒章(05)や旭日小綬章(13)など数多くの受賞歴がある。近年の映画出演作品は、『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』(19)、『天気の子』(19/声の出演)などがある。