映画『461個のおべんとう』

映画『461個のおべんとう』

INTRODUCTION

親から子へ送る、
3年間の“おいしいラブレター”

手作りのおべんとうを通して、作ってくれた人の顔が浮かんだり、心が温かくなったことはないでしょうか。想いを伝える、おべんとう。自分で作ってみて初めて気づく、小さな幸せ。そんなおべんとう作りを3年間=461個、毎日欠かすことなく続けた人気ミュージシャンの父親と息子の心温まる実話に基づく物語が今秋、映画になります。

おべんとうを通じて息子の成長を見守る主人公・鈴本一樹役は、老若男女問わず幅広い支持を集め、俳優・MCなど豊かな才能を発揮する井ノ原快彦。調理シーンにも挑戦し、息子との約束を果たすべく、慣れないおべんとう作りに奔走する優しい父親を熱演しました。そして一樹の息子で、進路や学校生活などに悩みを抱える鈴本虹輝役は、関西ジャニーズJr.の人気ユニット「なにわ男子」の道枝駿佑を抜擢。ふたりは初共演ながら、クランクイン前から連絡を取り合い、親子さながらの関係を築いて撮影に臨みました。その他、森七菜、若林時英、工藤遥、阿部純子らフレッシュな若手から、KREVA、やついいちろう、野間口徹、映美くららなど個性的なキャストに加え、ベテラン俳優の坂井真紀や倍賞千恵子といった彩り豊かなキャストが集結。おべんとうをきっかけに、鈴本親子と心を通わせていきます。

原作は、今年結成30周年を迎える音楽ユニット「TOKYO No.1 SOUL SET」の渡辺俊美が、息子との実話を綴った「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」(マガジンハウス刊)。「料理本で泣いたのは初めて」、「家族の意味を考えさせてくれる」など、読者から大きな反響を呼んだエッセイの原作者でありミュージシャンの渡辺は、音楽面でも作品に参加。本作の為に書き下ろした楽曲を、劇中バンドのメンバーである井ノ原快彦、KREVA、やついいちろうの3人が演奏する本格的なライブパフォーマンスにも注目です。さらに、井ノ原&道枝のふたりが主題歌をデュエットするなど、エンドロールまで目が離せません。

料理、音楽、そして心温まる人間ドラマと盛りだくさんの魅力が詰まった本作の監督を務めるのは、映画『キセキ -あの日のソビト-』(17)や『泣くな赤鬼』(19)など、登場人物が抱く心情を繊細に映し出す兼重淳。少しずつ深まっていく親子の関係性をワンシーンそしてワンカットに至るまで、丁寧に描きました。

一樹の想いを詰めたおべんとうが、虹輝に「ひと」としての成長をもたらしていく。そして息子が前向きに歩み始める姿を通して、自分にも変化が起きていることに気づく・・・。もしかしたらきっとおべんとうには、“言葉以上のチカラ”があるのかもしれない。

おべんとうを通じて次第に変わっていくふたりの関係。そして、461個目のおべんとうが繋いだ先にある明日とは・・・?

全部うまくいく気がする。――そんな活力みなぎる栄養満点ムービーが出来上がりました!