映画『461個のおべんとう』
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井ノ原が演じた“新しい父親像” 兼重監督が大絶賛 「俳優・井ノ原快彦の真骨頂」  新場面写真到着!

主人公・一樹は、多忙なミュージシャン、いつも前向きで自由奔放な性格だ。それと同時に、「3年間休まず高校に通う」「3年間毎日おべんとうを作る」という親子の約束を果たすべく、毎朝早く起きて息子に手作りのおべんとうを持たせる、家庭的な優しい父親でもある。この一見、正反対にも思える面を合わせ持つ難しい役柄を演じたのは、俳優・MCなどマルチな才能を発揮し、幅広い世代から支持を集める井ノ原快彦だ。今回徹底した役作りを通し、井ノ原は大人の自由を謳歌するタフな父親を自然体で表現している。

 兼重監督は「なんであんなに良い人なんだろう(笑)。井ノ原さんの人柄に引っ張られて、ポジティブな一樹になりました。俳優・井ノ原快彦の“真骨頂”をたくさんの方に見ていただきたいです」と大絶賛。ベテランの撮影スタッフを「芝居をしている感じが全くしない」と驚かせるほど、自身と役柄の親和性も高く、普段と変わらない井ノ原の演技に思わず原作者の渡辺俊美も微笑んでしまったと明かす。

 井ノ原の細やかな役作りのアプローチは、衣裳にも反映されている。一般的な撮影では、どのシーンで何を着るのか予め決めておくが、一樹の服装は、井ノ原と衣裳や小道具スタッフとの綿密なディスカッションの上、撮影当日に決定することもあったという。スタッフとの積極的なコミュニケーションが、リラックスした一樹の雰囲気を作り上げたのだ。さらに平石プロデューサーは、「親の心情としては掴みにくい、一樹の“楽天家”的な要素も井ノ原さんならさわやかに演じてくれるだろうと。難しい役柄ですが、新しい父親像が見られるのではないかとも期待していた」と語っている。息子を想う父親、ミュージシャン、恋する男……と多様な顔を見せながらも、どこか肩の力が抜けた等身大の父親像は、井ノ原なくしては生まれなかったであろう。 

 そしてこの度到着した場面写真は、自分に自信が持てず思い悩む虹輝(道枝駿佑)に「大丈夫。全部うまくいくよ」と、一樹が優しくおべんとうを手渡すシーン。すれ違う親子がおべんとうを通じて仲を深める貴重な場面となっており、息子の成長をそっと後押しする一樹の姿を映し出している。井ノ原と道枝は、クランクイン前から積極的に連絡を取り合い、撮影中も毎日2人でお昼ご飯を食べていたというほど本物の親子さながらの息の合った演技にも期待が高まる。

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